レターパックは便利?特定記録や簡易書留との違いとメリット・デメリット

書類や小型の荷物を送る際、「レターパック」「特定記録郵便」「簡易書留」など、さまざまな発送方法があり、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。特に契約書や許認可申請書など、重要な書類を扱う機会の多い事業者にとっては、発送方法の選択は非常に重要です。

本記事では、レターパックの特徴を中心に、特定記録郵便や簡易書留との違い、メリット・デメリット、使い分けのポイントを分かりやすく解説します。


レターパックとは?

レターパックは、日本郵便が提供する全国一律料金の郵便サービスです。郵便局やコンビニなどで専用封筒を購入し、郵便ポストに投函するだけで発送できる手軽さが特徴です。

種類は次の2つです。

●レターパックライト

  • 料金:430円
  • 厚さ:3cmまで
  • 重量:4kgまで
  • 配達方法:郵便受けに投函(対面配達なし)

●レターパックプラス

  • 料金:600円
  • 厚さ制限なし(封筒が閉じれば可)
  • 重量:4kgまで
  • 配達方法:対面で配達、受領印または署名あり

どちらも追跡サービスが付いているため、「今どこにあるのか」を確認できる安心感があります。


特定記録とは?

特定記録郵便は、通常郵便にオプションとして追加できるサービスです。郵便物の引受けを記録し、追跡が可能になります。

主な特徴

  • 郵便受けに配達(対面なし)
  • 損害賠償なし
  • 比較的安価(基本郵便料金+※特定記録加算) ※郵便物(手紙・はがき)+210円、ゆうメール+160円

「送ったことの証明」を残したい場合に適しています。


簡易書留とは?

簡易書留は、郵便物の引受けと配達を記録し、万が一の際には一定額まで補償されるサービスです。

主な特徴

  • 対面配達
  • 受領印または署名が必要
  • 損害賠償あり(5万円まで)
  • 土日祝も配達されるケースが多い
  • 料金:基本郵便料金+350円

重要書類や金券など、「確実に届けたい」郵便物に向いています。


レターパック・特定記録・簡易書留の違い

項目レターパックライトレターパックプラス特定記録簡易書留
追跡ありありありあり
対面配達なしありなしあり
補償なしなしなしあり
料金定額定額重量制+加算重量制+加算
手軽さ非常に高い高い普通やや低い

レターパックのメリット

① 全国一律料金で分かりやすい

重量による料金計算が不要なため、発送コストを管理しやすい点は大きな魅力です。

② ポスト投函が可能

郵便局の営業時間を気にする必要がなく、忙しい事業者にとっては大きな利点です。

③ 追跡サービス付き

普通郵便と違い、配送状況を確認できます。到着予定の目安が分かるため、顧客対応もしやすくなります。

④ 配達が比較的早い

多くの場合、通常郵便と同程度のスピードで配達されます。


レターパックのデメリット

① 損害賠償がない

紛失や破損があっても補償はありません。極めて重要な書類には注意が必要です。

② 信書としての「配達証明」にはならない

対面配達のプラスでも、「誰が受け取ったか」の法的証明力は限定的です。

③ サイズに制約がある

プラスは厚さ制限がありませんが、専用封筒に収まる必要があります。


特定記録郵便のメリット・デメリット

メリット

  • 料金が比較的安い
  • 引受けの記録が残る

デメリット

  • 郵便受け配達のため、確実に手渡しされない
  • 補償がない

「到着の確実性」よりも「発送の記録」を重視する場合に適しています。


簡易書留のメリット・デメリット

メリット

  • 対面配達で安心
  • 補償がある
  • 郵便物の扱いが比較的丁寧

デメリット

  • 料金が高くなりやすい
  • 郵便局の窓口での手続きが必要

トラブルを避けたい重要書類には最適です。


どう使い分ける?実務での判断基準

発送方法は「重要度」で判断すると分かりやすくなります。

●レターパックがおすすめのケース

  • 見積書や契約書のドラフト
  • 急ぎの書類
  • 許認可申請書類の控え送付

コストとスピードのバランスに優れています。

●特定記録が向いているケース

  • 「送った証拠」だけ残したい場合
  • できるだけ安く済ませたい場合

●簡易書留を選ぶべきケース

  • 原本の契約書
  • 権利関係に影響する書類
  • 再発行が難しい重要書類

まとめ:レターパックは“万能ではないが非常に便利”

レターパックは、手軽さ・料金の分かりやすさ・追跡機能という点で非常に優れたサービスです。一方で補償がないため、絶対に紛失できない書類には向きません。

発送方法に迷ったときは、次の基準を意識しましょう。

  • 手軽さ重視 → レターパック
  • 安さ重視 → 特定記録
  • 安全性重視 → 簡易書留

郵送トラブルを防ぐためにも、「何を送るのか」「紛失したらどれだけ困るのか」を基準に、最適な方法を選ぶことが大切です。

適切な発送方法を理解しておくことは、ビジネスの信頼性向上にもつながります。日々の実務にぜひ役立ててください。